PARANOID ANDROID

140文字以上の主に本についてのつぶやき

2023-02-01から1ヶ月間の記事一覧

日本語未訳の本

くやしいな。 中学、高校、大学と英語の勉強は授業でトータル6年以上したのに、なんで読めなくて喋れないのかな?(ここでは日本の英語教育についての是非は言いません) と、悔しがる理由は、日本語未訳の本で読みたい本があるから。 例えば、 ケイト・ザン…

紙or電子書籍?

あなたは紙の本派ですか?それとも電子書籍派ですか? わたしは一応Kindleも持っていますが、そして何冊か実際に購入して読んだりもしましたけど、紙の本派です。 なぜかというと、達成感がないからです。 それとページをめくる感触が好きというのもあります…

『ノーマル・ピープル』サニー・ルーニー

サニー・ルーニーの『ノーマル・ピープル』を読み終わる。 現代のアイルランドが舞台の物語。 最初は俯瞰して読んでいたが、いつのまにかマリアンに感情移入してしまい、マリアンの精神状態がどんどん悪くなっていくにつれて「早く救われてほしい」と願いな…

古本ハンティングその1

探究本は常にネットの海をパトロールして探していますが、先ほどその中の1冊をとうとう見つけてポチったところです❗️(今は何の本かまだ秘密にしておきます) 実は2/10からメンタル含め諸々絶不調なのだけど(読書はのんびりしてます)、悪いことがあると次…

ハリウッドのルル

わたしは1920年代に生まれたかったほど1920年代を愛しているのですが、特に好きな女優さんが、 ルイズ・ブルックスです。 ルイーズ・ブルックスは、アメリカ合衆国カンザス州出身の女優、ダンサーである。フラッパーとボブ・カットの時代を象徴するシンボル…

『ヒロインズ 』ケイト・ザンブレロ : ブックリスト

ケイト・ザンブレロ『ヒロインズ 』で、取り上げられている本の中から読みたいと思った本と参考文献及び関連本一覧です。 この本の紹介記事はこちら。 moyoco.hatenablog.com 例によって自分の備忘録的なもの。署名の前の★印は持っている、もしくは既読本で…

『The Young Women's Handbook〜女の子どう生きる?』山内マリコ

山内マリコさんの『The Young Women's Handbook〜女の子どう生きる?』を読みました。 雑誌に連載された若い女性(あとがきに25歳の女の子という仮想読者、とありました)に向けて書かれた本ですが、色々な年代の女性に対する応援歌みたいな本です。メモしな…

『黒いアリス』トム・デミジョン

絶版文庫のトム・デミジョン『黒いアリス』を手に入れたので読みました。 舞台は1960年代の公民権運動が吹き荒れるアメリカ南部ボルチモア。11歳の白人少女アリスは祖父から莫大な遺産を相続しているが、統合失調症を患っている(だいぶ軽快している)。夏休…

上野葉子のことば

先日読んだ谷崎由依さんの『遠の眠りの』でその存在を知った、1911年に日本初の女性による女性のための文芸誌として創刊された『青鞜』に参加していた上野葉子。 長沼(高村)智恵子による創刊号の表紙Photo: Wikimedia Commons 明治・大正期の評論家、小説…

もっと文化を大事にしようよ

この記事を読みました。 maidonanews.jp わたし、古のピアノ科受験者です。(もちろん落ちてます) 実技試験のとき、他の方の演奏(数曲課題曲があって演奏するのだけれど1曲まるまる演奏はできません)を聞いたときに、「あゝ、ここは天才しか入れない学校…

『遠の眠りの』谷崎由依

谷崎由依『遠の眠りの』を読了。 帯文を読んだ時はLGBTQの問題提起かと思ったが、この小説はストーリーをただ追うだけではなく、格差、貧困、女性の自立、労働、戦争、難民等など今の令和の時代にも通じる問題提起がなされていると感じ、考えながら読んだ。…

わたしのロールモデル

わたしには理想のおばあさんがいます。 それは田村セツコさんと角野栄子さん。ほんとうに御二方が大好きで憧れています。特に田村セツコさんは講演会を聞きに京都まで行ってしまったほど。このご時世になる前ですけどね。 その講演でお話を伺いながら取った…

はじめまして、バート・バカラックさん

一昨日、山崎まどかさんのこちらの記事で note.com 知ったバート・バカラックさん。そういえば訃報をYahoo!ニュースで見かけたなと思い、ジャケットにピンと来るものを試しに聴いてみました。 このあたりを。 わたし普段はラウドロック愛好者なのだけど、寄…

『森をひらいて』雛倉さりえ

雛倉さりえ『森をひらいて』を読んだ。 一言で言えばガールズフッドものだけれど(百合描写あり)、今のわたしにチューニングがあっていた本だった。 男たちに、大人たちに、私たちは養われている。そうだ、本当はみんな、痛いほどそのことをわかっている。…

シェアハウスへの憧れ

すぐに読んだ本に影響を受けやすい気質で、最近読んだ越智月子さんの『鎌倉駅徒歩8分、空室あり』で、 女性限定のシェアハウスって住んだことないなぁ、住んでみたいなぁ、と思い、ちょっと調べてみたら、実際に鎌倉にあるのね、女性限定シェアハウスって。…

美化語とは

今日書いたブログで、 moyoco.hatenablog.com恥ずかしながら、生きていて本日その存在を知った美化語。美化語とは?と思ったので調べました。 敬語の一種。丁寧語のなかで、「お菓子」「お米」「おいしい」など、話題となる事物・状態そのものを美化して、言…

謙譲語マイスターへの道

敬語を使うときって使い勝手のいい「ですます」の丁寧語で済ませちゃうじゃない?最近、美しい敬語、特に謙譲語を自由自在に操れるようになりたいと思っているので、備忘録的ななにかです。やりすぎたりするとただの慇懃無礼になっちゃうので、匙加減が重要…

サルガッソーの広い海その2

1月18日に書いた本は某メ○カリで手に入れました。 moyoco.hatenablog.com大人だから定価以上でもほんのちょっぴりだったら買っちゃう(嗚呼、もやし生活)。 まだ読みはじめていないけれど。 20230218追記 なんか増刷されたみたい?で普通にA○zonで定価で売…

或るサブカル女の成れの果て

あたしや北島みたいな人間にとっては、ヘッドホンで鳴る好きな音楽は、心を守るお経みたいなもので、部屋の壁に貼った好きな映画のポスターやポストカードは魔除けのお札。それだけじゃだめで、時折カンフル剤として、テンションのあがる本や雑誌を買うこと…