PARANOID ANDROID

140文字以上の主に本についてのつぶやき

『こわれる』と『ワルツはわたしと』ゼルダ・フィッツジェラルド

自分のための備忘録だけど、これ検索かけても出てこなかったので、もしかしたらわたしのように知りたい方がいるかもしれないと思い、記事にします。

ゼルダ・フィッツジェラルドの『こわれる』青山南訳 晶文社(女のロマネスク3)

『ゼルダ・フィッツジェラルド全作品』青山南・篠目清美訳 新潮社

死後半世紀を経て甦る幻の作品群。ゼルダの迷宮へ誘う世界初の決定版全集!20年代ジャズ・エイジを夫スコットとともに駆け抜け、溢れる才気に押し潰されるかのように狂気のなか死んだゼルダフィッツジェラルド。その伝説の影に置き去りにされてきた「作家ゼルダ」の全貌が、いま初めて明らかになる。目眩くイメージの連なり、鮮やかなウィット、五感を刺激する描写―。類まれな才能を証す画期的全集。

に所収の『ワルツはわたしと』は、同じ1932年に書かれた『SAVE ME THE WALTZ』の邦訳です。
ですからタイトル違いの同じ作品ですが、両方の本文を比べると訳が微妙に違いますね。
『ワルツはわたしと』のほうがやさしい訳というか固くないというか。

(追記2024年1月8日:『ワルツはわたしと』の方を『こわれる』と比べながら読み始めましたが、『こわれる』は情景を補った意訳?だと思いました。)

そもそもゼルダフィッツジェラルドは長編小説を生涯で1作しか書いていないので、そこで気づくべきでしたが、もしやということもあるのでキチンと実物に当たらねばと思い、所持していなかった晶文社の『こわれる』を入手した訳です。
装幀も素敵ですしね。

これでスッキリしました。