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140文字以上の主に本についてのつぶやき

『ミライの源氏物語』山崎ナオコーラ

今日はこの本を読んでいます。

ルッキズムロリコン、不倫。現代を生きる私たちは名作古典「源氏物語」をどう読めるか〉
〈人気作家・山崎ナオコーラによる現代人のための「源氏物語」エッセイ〉
現代人が「源氏物語」を読むときのハードルとなるのは、ひとつは言葉の違い(古文の読解)、そしてもうひとつは倫理観や社会規範の違いです。本書は、社会の在り方に長く向き合ってきた作家・山崎ナオコーラさんが、深く愛する古典「源氏物語」 について、現代人ならではの読み方を考えます。より現代的な訳を目指した「ナオコーラ訳」も読みどころのひとつ。
ルッキズムロリコン、不倫。拭えない違和感を人気作家・山崎ナオコーラがときほぐす、現代人のための「源氏物語」エッセイ。】

源氏物語は、大和和紀さんの漫画『あさきゆめみし』、与謝野晶子のは読んでいないけれど、谷崎潤一郎吉屋信子瀬戸内寂聴橋本治の現代語訳を読んでいます。
この本は現代の社会規範に照らし合わせ、光源氏側からではなく、描かれる女性側に立ち、視点を当てて読んでいくという本です。

どの章も「ほほう!」と思いながら読んでいます。

わたし、これは仕方のないことなのだけど(と、言い訳をしてみる)、源氏物語光源氏側の男性目線で読んでいたことを恥じる気持ちが湧いてきます。
でもって、1000年前のフィクションなんだからそんなに目くじら立てて読まなくても良いのでは?と考えながら読んでいる自分もいての合わせ技の「ほほう!」です。
なにが言いたいのかというと、「とてもおもしろい」ということです。

では続きを読みます。