PARANOID ANDROID

140文字以上の主に本についてのつぶやき

『ファットガールをめぐる13の物語』モナ・アワド

今はこの本を読んでいて、

自分の体のサイズをめぐって悩みを抱える主人公エリザベス。
同じようなコンプレックスをもつ女性たちとも関わって生きている。
ダイエットに取り組み、次第に彼女は痩せていくのだが──。
人が自分の体を生きることの居心地のわるさを描き出したモナ・アワドのデビュー作。

あと30ページくらいで読み終わります。

主人公は、はじめのお話ではとても太っていて、Dead Can Danceとかが好きなゴス少女。

途中でなにがきっかけだったのかははっきり書かれていないのだけど、ダイエットでだんだん痩せていって、最終的には成人女性1人分くらい痩せたけれど、終わりのほうのお話ではまた太ってきているエリザベスの10年間くらいのあるひと時を切り取ってコラージュしたみたいな書き方がされています。
時系列順ではあるのだけど。

ネットで知り合い、遠距離恋愛で結婚した夫が一言でいうならただのデブ専だったり、途中でお母さんが亡くなったりと痩せていくに従って幸せな人生じゃ傍目から見るとなくなっていくのだけど、そういう人生の喜怒哀楽にフォーカスされていない小説です。

では続きを読みに戻ります。