PARANOID ANDROID

140文字以上の主に本についてのつぶやき

『ある作家の日記』ヴァージニア・ウルフ

先程からこの本を読み始めました。

いま読んでいる本、創作過程の実際、本の評判や売上げ、エリオットやフォースターとの交友など、1918年36歳の年から1941年自殺する直前までの日記。死後、夫レナードによって文学活動を中心に編纂された本巻は、創造の苦しみと楽しみを生き生きと伝える。

[1976年『ヴァージニア・ウルフ著作集8』/1999年『ヴァージニア・ウルフ・コレクション』の1冊として/2015年7月新装版初版発行]

ヴァージニア・ウルフは1915年の33歳の時から自ら亡くなる4日前まで(59歳)日記を書いたそうですが、この本は1918年(36歳)から亡くなる年までの残された膨大な日記(26冊)の一部になります。

嫌な言い方をすれば夫が「検閲」している日記だけれど、夫レナード・ウルフによる序文より引用します。

つまり、この本に印刷されていることは日記全体のごく小さな部分にすぎないということ、またここにぬきがきされているものはヴァージニア・ウルフの書きものとは関係のないたくさんの事柄の中に埋没されているものであることを読者は忘れないで欲しい。このことをたえず念頭におかないかぎり、読者は本書から彼女の生活と人柄について、きわめてゆがめられた見方を与えられてしまうことになるだろう。

〜序文8〜9ページ

なんか脅されてる気もするけど💦
500ページ超えの本なので、併読しながら読んでいこうと思っています。