今、この本を読んでいます。
TWICE、WannaOne、Stray Kidsなど、人気アイドルの愛読書としても話題!
2020年韓国でベストセラーになったエッセイ、待望の邦訳版。何だか、いつも寂しくて、虚しい。
人に会うことに、疲れてしまった……。
毎日こんなに頑張っているのに、幸せになれないのはなぜ?
人生って、こんなふうに生きていくものなの……?そう人生に迷い、疲れがちな毎日を過ごす人に贈る一冊。
数々の本を読み、書評サイトを運営する著者が
心温まるエッセイとともに、
世界中の名著から見つけた、あなたにそっと寄り添う文章をご紹介します。将来、家族、友人、恋人、仕事に悩むとき、
きっと足元を照らしてくれる文章が、ここにあります。キム・スヒョンやキム・ヨンスなど、人気作家による韓国文学はもちろん、
夏目漱石、ニーチェ、ヘッセにフロムまで。
世界の名文に触れ、見失っていた本当の自分を探すヒントになる一冊です。
わたしの読書ノートより抜粋します。
痛みとは、打ち勝つものではなく、賢く付き合って送りだしてやらなければならないものだ。〜55ページ
詩人パク・ヨンジュンの言葉
非以其無私邪、故能成其私〜61ページ
老子『道徳経』
「成功への執着心を捨て、ひたすら心を無にしていれば、むしろ成功へ一歩近づく」という意
呑気と見える人々も、心の底を叩いて見ると、どこか悲しい音がする〜12ページ
「抑圧すれば必ず我が身に戻る」〜62ページ
フロイトの言葉
フロイト嫌いだけど、これはいいこと言うなぁ。
急につらいことが重なったり、とても激しいストレスを感じたりしたら、私はとりあえずお茶を一杯飲むことにしている。少しの間、何も考えず、混沌とした心をうまく落ち着かせ、余裕を見つけるのだ。温かいお茶を少しずつ口に含めば、ゆっくりと体中に温かさが広がってくる。そうやって体を温め、辺りに広がるほのかな香りを楽しんでいると、ささくれだった心がカップの底に沈んで、問題の糸口も少しずつ見えてくるように思えるのだ。
お茶を飲むことは、コーヒーや他の飲み物を飲むのと全く違うように感じる。世の中の喧騒からしばし逃れ、一人だけの静かな世界に浸れる魅力がある。だからだろうか、多くの歴史的人物もお茶をこよなく愛したという。
かのナポレオンの唯一の趣味が、まさにお茶を飲むことだったと伝えられている。
〜65〜66ページ
落ち込んだときや慰めてもらいたいとき、私は昔から本をめくる習慣がある。そうやって一文、一文に集中し、私の心を理解し慰めてくれる文章に巡り合えると、癒やされ力が湧いてくる。〜25ページ
これは未読の本、一読した本では確率は低くて何度も再読した本での確率が高い気がわたしにはしますが、一読きりの読んだ本でも心を撃ち抜いたことばが書いてある本は憶えてますよね。
また未読の本をパラパラとめくっていてそういう一文に出逢えたならそれはもう運命というか奇跡です。
ではお茶を1杯入れて飲んでから、読書に戻ります。