PARANOID ANDROID

140文字以上の主に本についてのつぶやき

『死ぬまで生きる日記』土門蘭

今読んでいる本はこちら。

日常生活はほとんど支障なく送れる。「楽しい」や「嬉しい」、「おもしろい」といった感情もちゃんと味わえる。それなのに、ほぼ毎日「死にたい」と思うのはなぜだろう? カウンセラーや周囲との対話を通して、ままならない自己を掘り進めた約2年間の記録。

まだ100ページと少し読んだだけだけど、書かずにはいられない。

人ってすごい!本田さん(仮)すごい!!

わたしも精神科医のカウンセリングを40回くらい受けたことがあって、まぁそれで良くなったのかもしれないけれど、その精神科医曰く、「最近のカウンセラーは話を聞いてすぐ共感するだけで終わってしまうから患者さんが治らない」と、のたまわっていたけれど、本田さん(仮)は感情を分析してくれる。
特に「問題を解決しようとしなければ、問題は問題ではなくなる」なんて詭弁というか言葉遊びのようだけれど、たしかにそうだとそれはただの事象になる。
わたしはカウンセリングは自分の思い出したくもない、蓋をして生きてきた過去を開陳して捉え直すという、非常に辛い作業でもう2度としたくないと思っていたけれど(それは医師が男性だったからかもしれない)、本田さん(仮)みたいな女性カウンセラーの方になら機会があれば受けてみたいと思いました(謎の上から目線w)。

それから、最近思うのだけど、文章を書く時ってつい格好つけたくなってしまうものだと思うし、そういうものが出版されてきたと思うのだけど、なんだろ?韓国の女性のエッセイを読んだ時に感じたのと同じもの、人の持つ心の弱さを格好つけずに率直にありのままに綴ってある本が増えてきている気がします。

では読書に戻ります。