PARANOID ANDROID

140文字以上の主に本についてのつぶやき

女性の生き方

『グレイスレス』鈴木涼美

読書を再開してエッセイばかり読んでいましたが、ついに読んだ物語はこちら。 デビュー小説『ギフテッド』に続き、芥川賞候補に選ばれた鈴木涼美の第二作。主人公は、アダルトビデオ業界で化粧師(メイク)として働く聖月(みづき)。彼女が祖母と共に暮らすのは…

『40才だけど大人になりたい』王谷晶

こちらの本をさきほど読了しました。 年はとった。しかし、なんか違う気がする。 身体の衰え、お金の不安、変えられない生活習慣……理想と現実のギャップに戸惑う中年世代へ贈る、痛快オトナ考! 「ウェブ平凡」の大好評連載を書籍化。 中学生の頃に憧れてい…

『パリの砂漠、東京の蜃気楼』金原ひとみ

今日から読み始めた本はこちら。 書かなければ生きられない、そして伝わると信じていなければ書けない、私は生きるために伝わると信じて書くしかない。デビュー20周年 パリと東京。二つの対照的な都市を舞台に綴る、著者初のエッセイ集。 一歳と四歳の娘を連…

『目覚め』ケイト・ショパン

ケイト・ショパンの『目覚め』を読み終える。 アメリカフェミニズムの先駆的名作。旧社会の家族や性の伝統から女性の解放を描く、アメリカ文学史上に輝く珠玉名品集。 色々考えたり思うところがあるのだけど、言語化しようとすると言葉足らずになってしまう…

『The Young Women's Handbook〜女の子どう生きる?』山内マリコ

山内マリコさんの『The Young Women's Handbook〜女の子どう生きる?』を読みました。 雑誌に連載された若い女性(あとがきに25歳の女の子という仮想読者、とありました)に向けて書かれた本ですが、色々な年代の女性に対する応援歌みたいな本です。メモしな…

わたしのロールモデル

わたしには理想のおばあさんがいます。 それは田村セツコさんと角野栄子さん。ほんとうに御二方が大好きで憧れています。特に田村セツコさんは講演会を聞きに京都まで行ってしまったほど。このご時世になる前ですけどね。 その講演でお話を伺いながら取った…

狂気の妻たちへ

元々、今年の1月12日にnoteに書いた記事だけど、はてなブログにも書いてみます。(はてなブログさん、はじめましてな実験です) note.com ケイト・ザンブレロの『ヒロインズ』を読み終わった。 彼女たちもこの道を、めちゃくちゃになりながら進んでいった ― …