ヴァージニア・ウルフの日記はまだ読み途中です。
先日記事にしたこちらの本は読み終わってしまい、
先程、この本を読み終わったところです。
2011年全米図書賞最終候補作品。
2度のノーベル賞に輝くピエールとマリー・キュリー夫妻の恋と人生と彼らが研究し影響を及ぼした放射能、放射性物質、放射線による光と影を美しいアートと文で描く。ピュリッツァー賞にもノミネートされたアメリカ人気鋭女性アーティストの渾身の作品。
キュリー夫妻の私生活と研究、レントゲン、放射線治療、そしてヒロシマ、スリーマイル、チェルノブイリ、そして・・・・・・。激動の時代を生き抜き世界を変えたピエールとマリー・キュリー夫妻とその子供たち。時代背景から核物理、核兵器、原発、生物、植物、映画等に至る幅広い様々なトピックスを含めてアートと写真等で副次的に表現し、難しい物理学のストーリでも飽きさせない様々な工夫がなされている。
結論から言うと、ものすごくおもしろかったのです。
今年読んだ本の中で暫定No.1です。
内容は副題の通り、愛と業績の「予期せぬ」影響(カッコと強調筆者)です。
科学、物理学用語や事件の背景を丁寧に説明してくれているので理解しやすいし、自分の知らない知識が増えるという探究心、好奇心が満たされました。
また、キュリー夫妻も人間なので、なんというか、生々しい…。
夫のピエール亡き後、キュリー夫人が不倫していたなんて、小学生の時読んだキュリー夫人の伝記には書いてなかったよw
でも、夫妻の孫娘の結婚相手がキュリー夫人の不倫相手の孫だなんて、なんて世界は狭いのでしょう。
さて、またヴァージニア・ウルフの日記の併読のお供の本は隣駅の本屋さんに注文してあって入荷したと電話がかかってきたので、取りに行ってきます。