PARANOID ANDROID

140文字以上の主に本についてのつぶやき

『読書する女たち』ステファニー・スタール その2

前回ブログを書いてからだいぶ日が経ってしまいました。
この夏は体調を崩したりして、もう若くはないことを思い知らされました。

9月に入ってこの本を読むのをゆっくり再開して先程読み終わったところです。

moyoco.hatenablog.com

フェミニストが書いた著作を読み、改めて再読することの本来の価値は、そうすることで、自分の人生と別の女性の人生を突き合わせて比べ、型にはまった予測可能な考え方から想像力を解放し、ほかとは違う私たちの世代によって私たちに割り当てられたさまざまな台本をより深く理解する、貴重な機会が得られることにある。〜338ページ

この本はまさにわたしにそういう機会を与えてくれました。
ページ数が残り少なくなるのが残念で、なんだか寂しくもありました。
この本は今年読んだ本の中でNo.2です。

読書メモより抜書き。

エンパワメント
社会的弱者や被差別者が、自分自身の置かれている差別構造や抑圧されている要因に気づき、その状況を変革していく方法や自信、自己決定力を回復・強化できるように援助すること。またはその理念。「庇護」や「救済」ではなく、本来の権利や人格を保つために力を付与する(エンパワー)という考え方に沿って、教育や支援を行う。フェミニズム運動や反差別運動から始まった。例えば、夫に抑圧されている妻が自助グループを利用し、自己の心理的・経済的自立を図る支援もその1つ。不当な力に対抗する知識や手段、権利意識の習得を支援することで、主体的かつ能動的な権利擁護を目指す新しいアプローチ。〜コトバンクより

リップスティックフェミニスト(219ページ)、なにがいけないの??

作中に取り上げられた本はまた別ページでご紹介したいと思っています。