PARANOID ANDROID

140文字以上の主に本についてのつぶやき

『こんな大人になりました』長島友里枝

今年最初の読書に選んだのは、肩肘張らずに読める本がいいなぁと思い、こちらです。
昨日から読み始めています。

踊るように闘い、祈るように働く――

気づけばティーンエージャーの息子、生活を共にするようになった恋人。自分だけのために作るナポリタン、国会中継へのやるせない憤り、20年ぶりにこじ開けた鼻ピアス。 

女性として、写真家として、シングルペアレントとして、生活者として。
アラフォーからアラフィフの10年間を月々ありのままに記録した、伸びやかでパンクなレジスタンス・エッセイ!

77ページから引用します。

隠遁していても、パソコンがあれば怖いくらい、普通の生活が送れてしまう。食材はネット注文で宅配してもらえるし、メールやLINEで友達と連絡も取れるし、仕事のデータファイルもやり取りできるし、パートナーとの遠距離恋愛も、スカイプがあれば大丈夫……となると、出不精のわたしは、もうずっとこうやって生きていけないかと考えたりする。それにしても、パソコンがない時代、人々は一体どうやって生きていたのだったか、と思う。〜77ページ

この文章が書かれたのは2014年なのだけど、10年経った2024年1月現在、パソコンの替わりにスマホが取って代わっていて、スマホさえあればなんだってできる世の中になっていて、人から見れば隠遁生活もとい引きこもっているわたしみたいな人でも生活が送れてしまうことを言い表している文章だなぁと思わず引用せざるを得なかったです。

わたしは電車に乗るのが怖いのですが、今年はもう少しご近所以外に電車に乗ってお出かけしたいな、と思い、とあるサイン本をお店にお取り置きしたので今年初電車に乗って出掛けるというイベントが近々あるのです。
はぁ、緊張するなぁ。
頑張らない程度に頑張ろう。