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140文字以上の主に本についてのつぶやき

『暇と退屈の倫理学』國分功一郎

この本、「ひまりん」って言うんだってね。

暇とは何か。人間はいつから退屈しているのだろうか。

答えに辿り着けない人生の問いと対峙するとき、哲学は大きな助けとなる。著者の導きでスピノザ、ルソー、ニーチェハイデッガーなど先人たちの叡智を読み解けば、知の樹海で思索する喜びを発見するだろう。

2011年朝日出版社刊『暇と退屈の倫理学』、2015年太田出版刊『暇と退屈の倫理学 増補新版』と現代の消費社会において、気晴らしと退屈が抱える問題点を鋭く指摘したベストセラー、あとがきを加え、待望の文庫化。

「わたしたちはパンだけでなく、バラも求めよう。生きることはバラで飾られねばならない。」

出逢いはTwitter
最初Twitterでこの言葉をツイートしている方がいて「おっ!」と思い、「その通り!!」と首を何度もブンブンと縦に振り、でも浅学にして著者を存じ上げなくて、初めて知ったのだけど、本屋で平積みにされているのを見た時に「分厚い…」「哲学…」と買わずに帰ってきてしまったのでした。

その後今読んでいる本にも言及箇所があり、これはもしかしたら課題本なのかもしれない、というか今のわたしが読んだ方がいい本なのかもしれないという気が日増しに強くなっています。
ベストセラーになっていたのも知らなかった。

「自分の内側からの声にきちんと耳を傾けている人は、少なくとも自分自身と一致しようとしている」〜國分功一郎『暇と退屈の倫理学